AmazonPrimeオススメ映画10作品+αの紹介(2018年4月Ver.)
最近は春休みで時間もたっぷりあったのでAmazonPrimeも駆使しながら、暇なときには新旧を問わず映画を見るようにしている。
過去の名作と呼ばれているものから、自分の趣味でちょっと気になっているものまで。
本を読むのも好きだけど、参考書とか学術書を読む息抜きに小説を読むには目が疲れすぎる。映画は良い。受動的に作品を享受できる分、心理的にゆとりが生まれて、その分だけ考察なんかも捗る。娯楽メディアとしての映画の良さを、最近は結構実感している。
息抜きに限らず、1時間2時間の中で、非日常を味わい、世界を違う角度から切り取って教訓や気付きを与えてくれるのも良い。創作の刺激にもなる。
しかし、生まれてこの方、映画を見るのは好きで数多くの映画を見てきたと思うけれど、友人と話してて、映画の話になると魅力がスラスラ出てこない。
これではいけない。観たら観っぱなしで、感想もなく「あ~楽しかった」で終わらせては折角の映画も悲しむだろう。ということで、このタイミングではあるが、ちゃんと見た映画の備忘録を付けることにした。
3行だけでも感想をつけて振り返れば、少しは備忘録になるだろう…。
ということで、思い出せる限り、最近観たAmazonPrimeのオススメ10作品について個人的な備忘録の意味も含めつつ、紹介していきたいと思います。
AmzonPrimeで観られるオススメ映画10作
幸福の黄色いハンカチ(1977)
↑AmazonPrime作品についてはタイトルをクリックするとAmazonの作品紹介ページに飛びます。
第一回日本アカデミー受賞作品。「男はつらいよ」でお馴染み山田洋二監督の名作。開幕から武田鉄矢のコミカルな演技が光ります。女性は兎にも角にも泣くシーンが多く、旅館で高倉健が武田鉄矢に「女はもろい生き物だ」と喝を入れたシーンが印象的でした。
夕張の風景がすごく魅力的。北海道良いなぁ。
映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険(2017)
去年のドラ映画。ポスターがSNSでも一躍話題に。自分が好きなイラストレーターのヒョーゴノスケさんが手がけたとあって流石のセンスです。ポスターの一覧や評判まとめはこちら(映画ドラえもんの新ポスターがセンスがよすぎる理由が凄すぎる - NAVER まとめ) 。ポスターのキャッチコピー「一万年後に、助けてくれ」「本物の友だちとニセモノの友だち。何が違うんだろう」の言葉の重みが、作中にズッシリ圧し掛かってきます。大人も楽しめるSFアドベンチャー。やっぱり楽しいドラ映画。
映画ドラえもん のび太とロボット王国 (2002)
カチコチ大冒険を見て、「ドラ映画、今観てもメチャ面白!」となったので、年代を空けてもう一作視聴。最近、AIとかシンギュラリティの話に関心があるのでロボット王国を見てみました。小っちゃい頃に見たことあるかも…と思いつつ、新鮮な鑑賞感。機械とは何か。機械に感情は必要なのか。人間と機械は共存可能なのか。機械を支配する人間は「悪」なのか。色んな疑問を感じさせつつ、最後までドラ映画として楽しませてくれる一作でした。
ツレがうつになりまして。(2011)
自分の推し俳優、堺雅人が「うつ」という役に挑んだ、社会への問題提起作でもある素晴らしい作品。仕事をバリバリこなすサラリーマンが、ある日「死にたい…」と呟く。自分はうつにならない自信があるけれど、どんな人もうつになってしまう可能性があるんだと教えられた。自分や、周りに人がうつになってしまった時にどう対応したらいいか教えてもらいました。現に、自分の母が去年から更年期のうつ(おそらく仕事から来たもの)を発症していて、どう対応すればいいか分からなかったりしていたので、この作品で心が軽くなった。観て良かった。
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(1995)
去年、シャフトが公開した豪華声優を起用したのにもかかわらず思うように売り上げは打ち上がらなかったとの噂が流れている作品がこちら。
自分が観たのはこっち。↓
アニメーションの方は観てないので何とも言えないけれど、なんだかとっても甘酸っぱくて、プールの塩素、スイカの果汁、セミの鳴き声…とにかく四方八方から夏の香りが押し寄せてくる夏映画だった。少年時代の純粋な心の揺れ動き方、「わかる~」と思ってしまう部分が自分にも少なからずあったので、今も昔も少年心というものは不変なんだなと感じました。だからこそリメイクされたのかも。日本版スタンドバイミーとでもいうのか、仲の悪いような良いような男友達5人くらいで田舎道をギャアギャア歩いていくシーンとか「もう一度あの頃に戻れたらな~」とか思ってしまいました。
映画「アフタースクール」(2008)
大泉洋と堺雅人が共演していたという理由だけで観てみた作品。これは結構、頭を使いながら観る作品でした。「アレとコレが繋がって…、あ!あの時のあのシーン、そういうことだったのね!」と、堺雅人演じる木村の謎が段々と解けていく感覚、楽しかったです。大泉洋が序盤ホワホワしてるのに、後半キリっとして名言吐いたりカッコよくなるの卑怯。カッコイイ大泉洋が見られます。なるほどね~感☆5。
真夏の方程式(2013)
「実に面白い」でお馴染み湯川教授のミステリー。旅館で起きた殺人事件には、昔起きた殺人事件との「ある」関連性があって…と、ミステリーなのであまりストーリーについては備忘録出来ないけれど、実に面白かったです。理系はもちろん文系でも楽しめる理系トリック。福山雅治のクールな感じを眺めてるだけでも面白いのでオススメです。
舟を編む (2013)
小説から映画、アニメと話題が話題が読んだ話題作。これは話題にしたくなる。編集者としての生き様。編集とは何か。校閲とは何か。後世に残る辞書の重み、それだけでなく、編集に関わる姿勢を学んだ気がします。自分も現在メディアに関わらせてもらってるので、「文章を書く」という意味をこれからも考えていきたいと思わされた作品でした。編集者はすごい。言葉は偉い。
東京物語(1953)
小津安二郎作品。だいぶ前の作品だが、大学の教授がオススメしてたので鑑賞することに。白黒で、カットも演出も見慣れないものばかりで、全てが新鮮。何気ない言動に生活感だけでなく死生観まで滲み出てて、終戦から8年という、当時の哀愁も現代まで見事に届けています。原節子の演技がすごい。「私、ずるいんです」…。平成生まれの自分も唸ってしまう奥深い作品。尾道にも行きたい。
博士の愛した数式(2006)
数学をもう一回だけ習い直したくなった一作。80分しか記憶の持たないケンブリッジ卒の数学博士の日常がユーモラスかつハートフルに描かれている。博士の深い懐と優しい世界観に包まれ、数学の奥深さ・楽しさを知りながら、綺麗な構成でストーリーが運ばれていく。それにしても、「友愛数」というネーミングセンス、数学者の詩的な感性には惚れ惚れするばかりです。
以上、AmazonPrimeで観ることの出来るオススメ映画10作品の紹介でした。
AmazonPrimeはいいぞ。娯楽界の最強コスパ。
以下、+αとしてGEOで借りてきた映画2作の感想もついでにどうぞ。
+GEOで借りてきて観た映画2作
この世界の片隅に(2016)
やっとこさ見られた~!という映画。のんちゃん(能年玲奈)の声優メチャクチャにドンピシャ!これはファンになりますわ…。広島・呉にも行きたくなります。アニメーションの描写力はもちろん、キャラの設定のキメ細かさ、生活感、セリフ、色々と創作の手本になります。キャラが愛おしい。Twitterで見たところによると、40.50代の方で「この世界の片隅に」の同人誌を作った方が現れたとか。それくらい愛おしい(わかりみが深い)。ははぁ…。ストーリーは、前半、戦争モノとしては珍しい、のほほんとした世界観、貧しいながらも逞しく楽しく生きる人々…と思いきや、後半はもう胸が痛くて痛くてたまらなくなります。前半が愛おしい世界なだけに、後半がつっらい。神様が与えた試練にしては惨すぎる。それが戦争というものだろうと思いました。
Beauty and the Beast(2017)
みなさんおなじみ美女と野獣。今回は字幕アリながら英語で視聴しました。やっぱりミュージカルシーンがある映画は本家本元の言語で楽しむ方がしっくり来ますね。ディズニー映画に外れなし。王道。覇道。間違いなし。ストーリーも演出もCGもセリフも演技も特典映像すらも完璧な仕上がりといった感じでした。2017年公開ですが、100年先に見ても色褪せていないであろう不朽の名作として仕上がっていると思います。
おわりに
10作品の備忘録的な感想を書きましたが、多分いくつか書きそびれてます。
今後も気が向き次第、バンバン映画の備忘録的感想をログしていきたいと思います。
最新の映画も見たいなぁ。映画館には最近なかなか行けてない…orz
リメンバーミーとかシェイプオブウォーター超絶観たい…
グレイテストショーマンはDVD出たら絶対観るぞ…
色々な作品を観たい~!というモチベーションがあるので、新旧問わず、(なんなら映画という形式を問わないので)、これを見てくださっている方、オススメの作品があれば教えてくださ~い!!!それでは!
おまけ(Twitterログ)
打ち上げ花火を色んな方向から見るやつの実写版を、このタイミングで見終えました
— ずけ (@zzzuke) 2018年1月9日
映画「セッション」観た…。
— ずけ (@zzzuke) 2018年2月13日
二つの狂気と才能がぶつかり合い、憎しみも尊敬も超えた師弟の関係が「音楽」という芸術へ昇華したクライマックス。賛否両論あるけど、これはヤバいアカデミー作品だ…https://t.co/oswPqrcoyQ
そういえばセッションも見てた
映画をダラダラ見続ける1日いいよね
— ずけ (@zzzuke) 2018年2月28日
昨日は「舟を編む」と「真夏の方程式」を連続で観たせいで福山雅治(湯川)が「編集は実に面白い…」っていう夢を見てしまった
大泉洋と堺雅人の共演が急に見たくなって色々探してたら「アフタースクール」という作品に行き着いた。月曜夜からビール片手にアタリ映画に遭遇できたのは控えめに言って最of高
— ずけ@Skima信州 (@zzzuke) 2018年4月9日
劇場版ドラえもん
— ずけ (@zzzuke) 2018年1月12日
新のび太とドリンクバーでカルピスしか頼まない大学生