『「ポケモンGO批判」批判』5選
「PokemonGO批判」批判を3500文字くらいにまとめてみました。
ポケモンGOがリリースされた。
ダウンロードの増加と感想の増加に伴い、ポケモンGOの穴を狙って突く「批判」も増えてきた。
僕はもともとポケモンが好きだけれど、だからって盲目的に贔屓するつもりはないし、
ポケモンのシステムに批判することもしばしばある。
というか、寧ろ「批判」は別に悪くないと思っている。
一定の批判が無ければ、コンテンツは改善されることもないし、前進しない。
100パーセントが満足して何も言われないゲームなんてのは、ゲームの終着点だ。
たぶん、その先には何も生まれない。「無」だ。
そんな大切な「批判」の役割を、ポケモンファンに身を火炎放射で焼かれる覚悟を持ってして諸所のブログやその他メディアでポケモンGOを批判してくれている方々には「ご苦労様です」と言いたい。
だけど、あまりにも的を得ていない批判、つまり言われる理由もない「悪口」のようなものを延々と垂れ流されるのは癪に障る。「いじっぱり」な感じで悪口を言われるてしまうのは風評被害のそれに他ならない気がします。
そこで、自分は自分なりに考えて、ちょっぴりひねくれた批判を、更にひねくれた批判で「カウンター」した『「ポケモンGO批判」批判』をしていこうと企画しました。
という訳で、あまり自分も悪口っぽくならないように、5つにまとめてみたので
ご覧ください。お腹が立ってきたな~と思ったら、ブラウザバックをお勧めします。
1.「歩きスマホが増えた!どうしてくれる!!危ないだろ!!!」
ゲームに原因はあっても、それは個人の問題。確かに歩きスマホは危険なので、周りに十分注意を払ってポケモンGOをプレイしよう。ポケモンGOプラスを買うのも手。
熱中症のクレームなどもこれに当たります。おいしいみずをよくとりましょう。
2.「クソゲーwwwwwwwwwwwwwwww」
それは主観だYO!クソゲーの定義は人それぞれなんだYO!それに、他にもクソゲーいっぱいある中では大健闘な方だRO!以上!
3.「地方と都会の格差が酷くて萎えるわ~!」
それは確かに。だから、地方の名所とかに伝説のポケモンとか設置したらいいんじゃないかな。ホラ、都会に伝説のポケモンとか設置すると大変なことになりますし。実際にミュウツーみたいな現象が都会で起きたら大変な交通麻痺とか、その他あらゆる問題が起きてくると思いますし。だから地方活性化のためにも、Nianticさん、ポケモン株式会社さん、任天堂さん、よろしくお願いします。
4.「レアなポケモンでない!!!課金しないとダメなのか!!!畜生!!卑怯だ!」
レアなポケモンが出るかどうかは「運」なので、日頃の行い次第です。頑張りましょう。
課金に関しては、ポケモンにしては…と「課金」というものに違和感を覚えてしまうけれど、結局莫大な開発資金もかかっているし、出しているのは列記とした企業(しかも大企業)でビジネスをしていることを考えたら妥当と考えてもいいと思います。他に悪質な課金システムもある中、無課金で楽しめるゲームなので、この点で責められてほしくないぁ
5(長め)、「ポケモンGOがリリースされ、外で遊ぶ子供が増える中、引きこもりの子供はどう思うのか。外で楽しく遊ぶ友達の姿を見て、とても悲しく思うはずだ。ゲームは全ての人が楽しめるからこそゲームなのであって、それも考えずに、現実拡張ゲームに皆が親しんできたポケモンを取り入れるのはどうなのか。ましてや、重病を患っている子供は病院の窓から、外で楽しくポケモンGOをしている子供たちを見てどう思うだろうか。鬼の所業ではないのか。」
まず、「皆が楽しめるゲーム」などは確実には存在しないのかもしれない。勝者がいて敗者がいるゲームが殆どだ。しかし、「楽しむな」と言っているのではなくて、寧ろ、楽しんでほしい。
前提からして、「楽しもう」と思ってゲームに取り組まなければ楽しめない。無気力のままゲームを始めても無気力でゲームしながら無気力のままゲームが思わるだけだし、例えば、ポケモンGOを批判している人達は少なからず「ポケモンGOを批判しよう」と思ってポケモンGOを始めた部分があるはずだ。発信できるほどの感情は、予め狙っていないとなかなか得られない。だから、「楽しめない」というのは「元々楽しもうと思っていない」という所に大きく起因しているのではないか、というのが1つだ。
話は逸れたが、外で遊べない引きこもりのことを言うなら「野球」はどうなんだ。「野球」は。
甲子園の中継が夏中盛り上がり、部屋の中でTVを見つめることしかできない子供を可哀想だと思うだろうか。「サッカー」は。「バスケット」が。ポケモンというジャンルは、相対的に見れば、家の中で出来る3DSなどのゲームがある時点で、部屋から出られない少年少女に寄与していると言える。批判の意見を一回飲み込んでみて、「逆に」考えてみるのはどうだろうか。いや、寧ろ「批判」の方が歪んでいるから、こっちがストレートな思惑になるのだが、
任天堂は、岩田社長は、「逆に」、そうした子供たちを外に出すキッカケを作るために「ポケモン」を使い、現実拡張ゲームとして世に出したのではないだろうか。「ポケモンをキッカケに、部屋にこもりがちな少年少女が外に出てくれればいいな」と思って作られた部分があると聞いた。現実拡張ゲームは、一般の人を更にアクティブに、例えば大きな旅に赴かせるエネルギーがあることとか、全然外に出ようとしない人が「ポケモンなら…」と外に出てみようとする、人を変える大きなパワーがあることを、この1日だけでも確認できた。身の回りでも、ツイッター上でも。
かつ、外に出られない病人の方は、自由に歩きまわれない方は、という話になるのだが、こういうことも出来るのではないだろうか、と少ない頭で考えてみた。
例えば、高校生で足が骨折してしまって病院で一人きり、友達と外でポケモンGOを出来ずに悲しい日々を送っている男の子がいるとしよう。
そうしたら、周りの友達がポケモンGOで沢山ポケモンを捕まえてきて、
「そういえば、遂に交換機能実装されたらしいぞ!」
「俺、タッツー捕まえたぜ!2匹捕まえてきたから1匹やるZ!」とか、
「お前のスマホ貸してくれれば、僕、歩き回って捕まえてくるよ!」
「ありがとう、じゃあ俺、PCでポケモンGOの情報調べとくから、良い情報あったらLINEで皆に送るよ!」
みたいなシーンが生まれるかもしれない。ともかく、1つの協力材料にもなるし、ネタになるし、少なくとも明るい方向に向かうキッカケになる。無いよりは絶対良い。
最後に、「歩きスマホ」と同じことになるが、前提的な話で、すべてのゲームに言えることだが、特定の個人に問題が生じている、または、特定の団体がゲームに関連して問題行動を起こしたからと言って、その「ゲーム自体」に100パーセントの問題があるわけではない。その人専用のゲームじゃないのに、禁忌や不謹慎を恐れるあまりゲーム自体を潰してしまっては元も子も無い。
ゲームは1つ。でも、その楽しみ方は人それぞれ。各人が工夫とこだわりを持って、出来る範囲の中でポケモンGOを楽しむべき。
【最後に一番言いたいこと】
ここまで、つらつらと『「ポケモンGOを批判する人」批判』」をしてきました。これを書いたキッカケというのも、7月22日今日、数々流れてくるポケモンGO情報の中で「批判」が際立って目立って見えたからだ。多くの人が「ポケモンGO楽しい!」「ポケモンGO最高!」「ポケモンGOのおかげで彼女が出来ました!ありがとうございます!」など呟いている中で、「批判」というのは目立つものだ。目立つ、と感じるのは僕だけじゃないだろう。
だからこそ、「批判」は拡散されるし。多くの人がチェックする。それは、おそらく、「ポケモンGO、皆にどう受け止められてるんだろうな~」と気になっている製作者の方々、ポケモン関係者の方々もチェックしている。僕は、基本的に、こうした大きなプロジェクトに関わって、僕たち一般ピーポー、あるいはポケモンファンの為に身を粉にして企画を考え、優秀な頭脳と技術を駆使してゲームやコンテンツを用意してくださる方々を尊敬している。「ありがとう」と。
そうした人達が、多くのネットの意見を日々チェックして取り入れているのは有名な話だ。
だからこそ、僕たち自身もこうしてブログやSNSにキーワードをつけて発信することでゲームの製作に関わることが、「関わってしまう」ことができるのではないだろうか。勿論、絶対ではないが。確実にその可能性が存在している以上、こうした批判が大きな意味を持つことは否定できないだろう。
だからこそ、軽率な、それこそ「悪口」めいた発言は控えるべきだし、そうした評価のイメージが強くなれば製作者のモチベーションも下がってしまうし、こうした挑戦的なイノベーションな企画がこれから出てくる風潮も弱まってしまうだろう。
ただでさえ、新しいものへの風当たりが強い日本なんだから、ポケモンGOくらいは「革命的だ!!」「○○にも応用できるかも!」とドンドン前向きに捉えてもらい、日本のイノベーションを次から次へと発展させられる「ともしび(灯)」になってほしい。
こんなに大きな話題性になるようなパワーを持ったゲームなのだから、ソーラービームよろしく、それだけの充電期間が必要だったことかと思われる。
だからこそ、僕は、その充電期間ずっと、ポケモンGOリリースの日、つまり今日まで頑張ってくださった多くの方々に、このタイミングで敬意と感謝を示して、この記事を締めたいと思う。
ポケモンGOリリース、本当にありがとうございました。
そして、お疲れ様でした。
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P.S ポケモンサンムーン、予約始まってますね。僕はサンにするつもりです。