【お題】○○できるクーポン
ひつじのあゆみ2さん(@i_my_meeeeeeee )からの企画のお題をやらせていただきます。
「○○できるクーポン」(○○は五文字以内)で参加しました。まさかの短編物語が出来ました。楽しかった!https://t.co/EerqtMq02R https://t.co/4xMGyX5VD2
— 福人ずけ (@zzzuke) 2016, 1月 28
↑Twitterの方でお返事を頂いたりしました。ひつじのあゆみ2さん、素敵な企画ありがとうございました。
どういう企画かと申しますと、「〇〇できるクーポン」の〇〇の所にひたすらオリジナルの発想で五文字以内の単語を入れていくというものです。これを50回繰り返す。基本的に大喜利で、語彙力と語彙選びのトレーニングって感じの企画です。
それでは参ります。
①万引きできるクーポン
②出頭できるクーポン
③壊れた人生ができるクーポン
④伊東四朗ができるクーポン
⑤三波伸介ができるクーポン
⑥戸塚睦夫ができるクーポン
⑦3人で説得できるクーポン
⑧更生できるクーポン
⑨東大に入学できるクーポン
⑩物語が創作できるクーポン
⑪山奥に居住できるクーポン
⑫爺と共生できるクーポン
⑬芝刈りできるクーポン
⑭川で洗濯できるクーポン
⑮桃を発見できるクーポン
⑯どんぶらこできるクーポン
⑯どんぶらこできるクーポン
⑰包丁で二分できるクーポン
⑱現実を直視できるクーポン
⑲全部完食できるクーポン
⑳桃100%でき(て)るクーポン
㉑物語を完結できるクーポン
㉒鬼を召喚できるクーポン
㉓肉体を強化できるクーポン
㉔爺が戦闘できるクーポン
㉕ワンターンできるクーポン
(1ターンでKill)
㉖平和な村ができるクーポン
㉗笑顔ができるクーポン
㉘皆の幸せができるクーポン
㉙村長選挙できるクーポン
㉚爺が立候補できるクーポン
㉛新たな壁ができるクーポン
㉜新たな強敵できるクーポン
㉝東大の強敵できるクーポン
㉞噂立ち聞きできるクーポン
㉟婆は勉強できるクーポン
㊱想像できるクーポン
㊲婆が立候補できるクーポン
㊳婆東大卒業できるクーポン
㊴爺が驚愕できるクーポン
㊵過去を暴露できるクーポン
㊶爺婆が決裂できるクーポン
㊷爺京大卒業できるクーポン
㊸学歴コンプできるクーポン
㊹爺婆が対決できるクーポン
㊺いい戦いができるクーポン
㊻婆が勝利できるクーポン
㊼僅差で勝利できるクーポン
㊽爺の僻みができるクーポン
㊾学歴社会ができるクーポン
㊿話が完結できるクーポン
以上です。
とても分かりづらかったかもしれませんが、この50の文は何気にストーリーになっています。
本来であれば、一つ一つ独立した文であるべきだとも思うんですけど、とても自由な企画なので、規格外な構成をとってみても面白いんじゃないかなと思ったので繋げてみました。
独立した文にしろ、どうせ適当になると思ったんで、繋がっているとしてもまた適当になり。
「できる」の意味が最早「出来る」の範疇を超えてたり、「クーポン」が下手な語尾みたいになっててウケます。
解説するほどの価値もないのですが、
一応流れを解説すると、謎の人物が万引きして、てんぷくトリオに説教され更生し、東大に入ります。自分で書いてても訳が分かりません。ここまで全部クーポンの力です。
この後、桃太郎パートに入ります。舞台は原作と同じ、鬼の悪行に困っている山村。川上から桃が流れてくるも、中身は普通の桃。桃100%。現実は桃のように甘くなく、中に人など入っているわけがありませんでした。
しかし、爺がクーポンの力で鬼を召喚。クーポンの力で強化された肉体を用いて鬼を1ターンキルします。
晴れて平和になった爺婆の住む村。救世主(メシア)となった爺は村長への選挙に立候補します。しかし、そこには強敵(ライバル)が…!
噂によると、立候補相手は頭が良く、東大出身らしい…。あれ?婆さん勉強できたよな?想像を働かせた爺。婆さんは東大出身、そして村長選挙の敵候補者…!?婆は自ら過去を打ち明けます。
こうして、爺の予想は的中し、村長選挙戦は、爺VS婆の構図が出来上がります。
そして、 実は爺は京大出身。No.2という学歴コンプを抱いて、長年連れ添ってきた婆を倒す覚悟を固めます。ここには既に金婚間近の夫婦の愛など、微塵も存在していません。あるのはただ、純粋な選挙戦争のみ。
お互いに全力を以て望んだ村長選挙の結果は…。。。僅差で婆の勝利。
「京大はいつまでたっても京大じゃな」
そんな卑屈な笑みを浮かべ、爺を突き放す婆。爺は何も言えずただ地面を握りしめていた。こうして、婆は学歴にものを言わせた社会を構築していったのだった…。めでたしめでたし。
なんだこの物語。
(完)